『ロボット』に続いて2度目のインド映画『ラ・ワン』観てきました。今回もインドSFでした。
ストーリーは、格闘ゲーム内の悪のキャラクター「ラ・ワン」がデータを実体化させることができる技術を使って現実世界に現れ、自分を倒そうとしたプレイヤーを殺そうとするところを、同じ技術で現れた善のキャラクター「Gワン」が現れてどのように救うのかという流れでした。
この作品は『ロボット』と違って、ゲームキャラクターが主人公なだけにCGを使ったアクションシーンが多く、始めは「ハリウッドっぽい」流れの作品なのかなぁと思って観ていました。が、気がつけば上映時間は3時間近く、教訓的なメッセージも多くて、後半にはダンスシーンが盛りだくさんとやっぱりインドインドしてましたw
悪役の名前「ラ・ワン」がラーマーヤナに出てくる魔神の名前だったり、主人公のGワンが出てくる経緯が「生まれ変わり」を意味していたり、SF作品とはいえインド文化をガッツリベースにした構成なので、やっぱりそれを知っていればいるほどこの作品を深く見ることできますよね。
自分はラーマーヤナの名前は知ってても、猿の神「ハヌマーン」が出てくることぐらいしか知らないので、その点かなり惜しかったです。
途中、大きな場面転換のシーンで唐突にラジニカーント扮するチッティがゲスト出演するシーンがあるんですが、そのシーンでの彼の持ち上げっぷりがもう半端ない!まるで神にでも出会ったみたいな感じだし、台詞で「スーパーヒーロー」「ラジニ様…」って言っちゃってたしw
それから、この作品にも『ロボット』にあったような他の映画へのオマージュシーンがやっぱりありました。自分が分かったのはドラゴンボールと少林サッカー、ターミネーター2かな。まだまだありそう。
ダンスシーンといい、オマージュといい、こういう仕掛けをちょいちょい挟んでいくので、上映時間が長くても全然大丈夫っていうのがだんだん分かってきたような気がします。
インド映画独特のリズム感、あなどれないです。
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